特別レポート:Q&Aで解き明かす「世界のベスト」

Q1. 「世界のベスト」のパフォーマンスの状況を教えてください
- 運用チームでは、銘柄の厳選と確信度の検証を徹底的に行い、個別銘柄およびポートフォリオ全体のリスク分析を一段と重視した運用を行ってきました。特定の業種や投資テーマに偏らないポートフォリオを構築することで、相対的に長期で良好なパフォーマンスを実現してきました。

*1 分析ツールのモーニングスター・ダイレクトが分類する「日本-外国株式・世界型」 (投資地域がグローバル株式・為替ヘッジなしの日本国籍のファンドのカテゴリー)を対象として、2024年10月1日現在において確認可能な情報で比較したものです。知的財産権はモーニングスターに帰属します。 【グラフ・表】出所:インベスコ、ブルームバーグ、モーニングスター・ダイレクト 基準価額は、課税前分配金再投資(信託報酬控除後)を使用しています。世界株式は、MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、米ドルベース)を使用し、当ファンドの基準日の前営業日の数値を用いて委託会社にて円換算しています。同インデックスはグラフ期間中の市場環境を示す目的でご参考として掲載しています。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。当資料では、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(毎月決算型)/<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)/<為替ヘッジなし>(年1回決算型)」および「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(奇数月決算型)/<為替ヘッジなし>(奇数月決算型)」を総称して「当ファンド」という場合があります。また、決算頻度に応じてそれぞれ「毎月決算型」、「年1回決算型」、「奇数月決算型」、為替ヘッジの有無に応じてそれぞれ「為替ヘッジあり」、「為替ヘッジなし」の呼称を使う場合があります。当ファンドはインベスコが運用を行います。インベスコは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社および関連会社からなる企業グループで、グローバルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。
Q2. 主要な株式のスタイルと世界のベストの運用戦略の値動きを教えてください
- 「世界のベスト」は、国・地域や業種、バリューやグロースなどといった株式のスタイルに偏らない運用を行っています。2021年以降の「世界のベスト」の運用戦略のパフォーマンスを、世界株式のバリュー、グロース、高配当といった主なスタイルの株式の値動きと比較すると相対的に良好な結果となっています。
- 暦年のパフォーマンスを見てみると、例えば、2022年はバリューや高配当が優勢、逆に2023年はグロースが優勢と年によって市場が選好するものが異なりました。その中、「世界のベスト」は、市場のスタイルに左右されずどの年にも安定したパフォーマンスをあげてきたことが長期で良好な運用結果をもたらしたと考えています。


出所:ブルームバーグ、インベスコ 上グラフ期間:2020年12月末~2024年9月末(2020年12月末を100として指数化)、左下グラフ期間:2020年12月末~2021年12月末(2020年12月末を100として指数化)中央下グラフ期間:2021年12月末~2022年12月末(2021年12月末を100として指数化)右下グラフ期間:2022年12月末~2023年12月末(2022年12月末を100として指数化)世界のベストはマザーファンド(信託報酬控除前)を使用。世界株式(グロース)は、MSCIワールド・グロース・インデックス(米ドルベース)、世界株式(バリュー)は、MSCIワールド・バリュー・インデックス(米ドルベース)、世界株式(高配当)は、MSCIワールド・高配当利回り・インデックス(米ドルベース)。すべて税引後配当込み。当ファンドの基準日の前営業日の数値を用いて委託会社にて円換算しています。同インデックスはグラフ期間中の市場環境を示す目的でご参考として掲載しています。ベンチマークは、<為替ヘッジあり>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円ヘッジベース)、<為替ヘッジなし>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)です。上記銘柄への投資を勧誘・推奨するものではなく、将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
Q3. 2024年夏の相場下落時の投資行動について教えてください
- 2024年夏には、米国の7月の雇用統計が予想に反して悪化したことなどを受け、米国の「ソフトランディング」期待が剥落したことから、世界的に株式市場は大きく下落しました。
- 年初より株式市場は上昇傾向にありましたが、運用チームはこのような楽観的な市場環境が続くとは考えておらず、リスクにも備えたポートフォリオを構築してきました。そのため、下落時にも相対的に下値が抑制され、その後も回復基調となりました。
- これは、「世界のベスト」が、以下のような運用を行っていることが背景にあると考えています。
①ダウンサイド・リスクが小さい傾向にある「割安」銘柄と、安定したリターンの源泉となる「配当」にも着目していること
②特定のセクターやマクロ環境に大きく振らされない分散されたポートフォリオを構築していること


出所:インベスコ、ブルームバーグ 下落局面は2024年におけるMSCIワールド・インデックス(円ベース)の最高値からドローダウンが開始した日を起点に計算。世界のベストは<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の基準価額(課税前分配金再投資、信託報酬控除後)を使用。世界株式:MSCIワールド・インデックス(米ドルベース)、米国株式:S&P500指数(米ドルベース)、日本株式:TOPIX、すべて税引後配当込み。米ドルベースの指数は、当ファンドの基準日の前営業日の数値を用いて委託会社にて円換算しています。同インデックスはグラフ期間中の市場環境を示す目的でご参考として掲載しています。組入上位10銘柄の世界株式: MSCIワールド・インデックス 上記銘柄への投資を推奨・勧誘するものではなく、当ファンドにおける将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。上記は2024年9月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
Q4. 具体的にどのように銘柄を選択していますか
- 「世界のベスト」は、ビジネスの競争優位性、財務の健全性、経営力などについて個別銘柄を徹底的に調査・分析し、株価の適正水準などの評価を行うボトムアップ・アプローチにより銘柄を厳選します。また、ポートフォリオ構築の際には、どのような局面においても成果を得られるようにリスク分散を図っています。

- 銘柄を組み入れる際には、必ずグローバルの競合他社との比較検討を行います。「成長」「配当」「割安」の観点から総合的に判断し、より魅力的な銘柄を選定してきます。
競合他社と比較し、ベストと考える銘柄に厳選投資した一例
一例として、生活必需品の業種において、共にグローバルに活躍している“コカ・コーラ・ユーロパシフィック(以下、”CCEP“)”と ”ネスレ“を比較しました。どちらも配当水準は魅力的と考えていましたが、成長と株価水準(割安)に関しては、”CCEP“の優位性が高いと判断しました。また、定性面においても、より高いブランド力と価格決定力を有すると考えた”CCEP“を組み入れました。

出所:インベスコ、ブルームバーグ
*1 出所:WORLD FEDERATION OF EXCHANGES、LSE Group London Stock Exchange 2024年5月末現在(LSE Group London Stock Exchangeは2024年6月末現在)。 先進国の企業数は以下の証券取引所の上場企業数を合算することにより21,068社と算出。当数字は、以下の各証券取引所の上場企業数を合計したものであり、重複上場を考慮していません。北米: NYSE、Nasdaq、TMX Group。アジア太平洋: ASX Australian Securities Exchange、Hong Kong Exchanges and Clearing、Japan Exchange Group、Singapore Exchange。欧州: Euronext、BME Spanish Exchanges、Deutsche Boerse AG、LSE Group London Stock Exchange。
*2 ポートフォリオの銘柄数は運用状況に応じて変わります。 上記運用プロセスは、2024年9月末現在のものであり、今後変更となる場合があります。 EPS成長率は、3~5年先予想、配当利回りは12か月実績、PERは翌年の1株当たり予想EPSを使用した予想。予想はいずれも、ブルームバーグによるコンセンサス予想。上記は運用チームによる2024年9月末時点における見解を示したものであり、将来予告なく変更される場合があります。上記銘柄への投資を勧誘・推奨するものではなく、将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
Q5. 「金融」セクターの組み入れ比率が高い背景を教えてください
- 2024年9月末現在、業種別構成比率の組み入れ1位は「金融」セクターですが、これはあくまでも個別銘柄の選択を行った結果です。
- その内訳を見てみると、90%は銀行以外で占められており、金融政策に大きく振らされない構成となっています。また、投資会社、取引所、カード会社、保険会社など非常に多様な分野に渡っており、それぞれ異なる値動きになる傾向があることから、リスクが抑えられたポートフォリオとなっています。

- 金融の中で取引所の銘柄をご紹介します。
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* 一定期間利用できる権利に対して料金を支払うビジネスモデル
出所:インベスコ、ブルームバーグ 当ファンドは、ファミリー・ファンド方式により運用を行っており、マザーファンドのポートフォリオの状況を記載しています。比率は対純資産比率です。業種は、ベンチマークで採用している分類に準じています。四捨五入の関係上、合計が100%とならない場合があります。上記は運用チームによる2024年9月末時点における見解を示したものであり、将来予告なく変更される場合があります。上記銘柄への投資を勧誘・推奨するものではなく、将来の組み入れを示唆・保証するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
Q6. マグニフィセント7についての見方を教えてください
- 大型テクノロジー銘柄であるマグニフィセント7 *1に関しても、成長、配当、割安の観点から投資するかどうかを見ています。マグニフィセント7については、様々な局面で保有してきましたが、いずれも株価水準が「割安」と考えるタイミングで組み入れてきました。
- 現状では、以下の3銘柄を組み入れています。
①世界トップのクラウドのシェアを有することから、クラウド化の構造的成長の恩恵を受けると期待されるアマゾン・ドット・コム
②iPhoneやWindowsなど、人々の生活に欠かせない製品・サービスを提供するという意味で「生活必需品」の企業に近いと考えているアップルやマイクロソフト
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Q7. 今年新たに組み入れた銘柄について教えてください

*1 グーグルの親会社アルファベット、アップル、フェイスブック(現メタ・プラットフォーム)、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、テスラ、エヌビディア
*2 2024年11月22日現在 出所:インベスコ、ブルームバーグ、Factset、企業公開情報 国・地域は、発行体の国籍(所在国)などで区分しています。セクターは、ベンチマークで採用している分類に準じています。当ファンドは、ファミリー・ファンド方式により運用を行っており、マザーファンドのポートフォリオの状況を記載しています。組入比率は対純資産比です。予想PERは来年度の予想1株当たり利益に基づく値を使用。上記銘柄への投資を勧誘・推奨するものではなく、将来の組み入れを示唆・保証するものではありません。上記は運用チームによる2024年9月末時点における見解を示したものであり、将来予告なく変更される場合があります。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。写真はイメージです。
Q8. 今後、どのような分野に投資機会があると考えていますか
- 主な投資の着目点としては、2024年の前半からあまり変化はなく以下の3つの点となっています。
- 加えて、以下の理由から着実なリターンの源泉となる「配当」の重要性が高まると考えています。
①過去10年間、企業は順調に利益成長を遂げてきており、成長期待の高まりから市場全体で株価水準(バリュエーション)が切りあがることで株価の上昇を後押しした面も見られた。そのため、株価の割安度が低下していること。
②地政学リスクの高まり、2024年の選挙イヤーが終了した後の新しい政策や米国による関税政策への不透明感などによる市場の変動性の高まりが予想されること。

* 景気が緩やかに減速することを指します 出所:インベスコ
上記銘柄への投資を勧誘・推奨するものではなく、将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。上記は運用チームによる2024年9月末時点における見解を示したものであり、将来予告なく変更される場合があります。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
