市場とは異なる、差別化された銘柄がパフォーマンスをリード
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- 「世界のベスト」の運用実績 ~足元、相対的に好調なパフォーマンス~
- パフォーマンスに貢献した銘柄:市場とは大きく異なる、差別化された銘柄選定によりリターンを獲得
- パフォーマンスに貢献した上位3銘柄のご紹介
- 投資環境の見通し
- 投資方針
運用チームでは、銘柄の厳選と確信度の検証を徹底的に行い、個別銘柄およびポートフォリオ全体のリスク分析を一段と重視した運用を行ってきました。 その結果、世界のベストは足元相対的に良好なパフォーマンスを実現しています。
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出所:インベスコ、ブルームバーグ、モーニングスター・ダイレクト
※分析ツールのモーニングスター・ダイレクトが分類する「日本オープン・エンドー外国株式・世界」カテゴリー内の為替ヘッジなしのファンドを対象として、2023年10月3日現在において確認可能な情報で比較したものです。知的財産権はモーニングスターに帰属します。世界のベストは、基準価額課税前分配金再投資、信託報酬控除後を使用しています。世界株式は、MSCIワールド・インデックス税引き後配当込み、円ベースを使用し、当ファンドの基準日の前日の数値を用いています。同インデックスはグラフ期間中の市場環境を示す目的でご参考として掲載しています。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
過去1年間のパフォーマンスに貢献した銘柄を確認すると、市場では米国の大型テクノロジー株がパフォーマンスをリードしましたが、世界のベストは、多様な国や業種の銘柄からリターンを獲得しています。
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出所:インベスコ、FactSet
期間:2022年9月末~2023年9月末
世界株式は、MSCIワールド・インデックスを使用。銘柄名の後に記載のA、Cは、議決権数の違い等による議決権種類株式の種別を示します。世界のベストは、マザーファンドのデータを使用。世界株式との相対比較ではなく、絶対値ベース寄与度の上位銘柄。国は、発行体の国籍(所在国)などで区分しています。業種は、ベンチマークで採用している分類に準じています。ベンチマークは、<為替ヘッジあり>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円ヘッジベース)、<為替ヘッジなし>:MSCIワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)です。上記銘柄への投資を勧誘・推奨するものではなく、将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。
上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
- オランダの雑貨・食品ディスカウントチェーン「アクション」などの生活必需品セクターの非上場企業を中心に保有する投資会社
- アクションは、質の高い事業を展開しており、顧客満足度が高く、長期的な成長が見込まれる。また、新設店舗の投資資金回収を短期間で実現しており、強力なキャッシュフロー創出力を評価
- 配当利回り:2.6%、予想PER:5.9倍(2023年9月末現在)
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- 世界で事業を展開するフランスの大手ガラス製容器メーカー
- 参入障壁の高いガラス製容器業界で、売上高が欧州第1位、世界第3位(2022年現在)と、強固なポジションを確立
- エネルギーコスト上昇の中、販売価格の引き上げなどで収益を維持しており、価格決定力の高さを評価。また、環境意識の高まりによるプラスチック使用量の削減が、同業界への追い風になると見込まれる
- 配当利回り:3.8%、予想PER:8.4倍(2023年9月末現在)
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- 通信ネットワーク、サーバーストレージ、ワイヤレス通信等向け半導体の大手企業
- 競争力の高い特許ポートフォリオ※を有しており、特に通信向け半導体に強みを持つ
- 傘下に半導体、インフラ・ソフトウェアの各分野のリーダーである部門を擁し、強固な価格決定力を有する点を評価
- 配当利回り:2.2%、予想PER:18.0倍(2023年9月末現在)
※複数の特許権を取得することによって、製品やサービスに対する参入障壁を法的に作り、自社の優位性をを高める経営手法
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出所:インベスコ、ブルームバーグ、企業公開情報
国・地域は、発行体の国籍(所在地)などで区分しています。業種は、ベンチマークで採用している分類に準じています。マザーファンドのポートフォリオの状況を記載しています。組入比率は対純資産比率です。予想PERは来年度の予想1株当たり利益に基づく値を使用。上記銘柄への投資を推奨・勧誘するものではなく、当ファンドにおける将来の組み入れまたは売却を示唆・保証するものではありません。上記は2023年9月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。上記は過去のデータであり、将来の成果を保証するものではありません。
世界の株式市場は、景気減速リスク、インフレ見通しの変動リスク等からボラティリティ(株価の変動性)の高い展開が予想されます。
米国ではマネー・サプライ(通貨供給量)増加率が1960年以降初めて前年同月比でマイナスに転じています。コロナショックを受けた大幅金融緩和後の急激な利上げ等がその背景にあります。マネー・サプライは経済の血液と言われ、景気先行指標の一つでもあることから今後も引き続き注視することが必要です。
また、インフレ率についてはピークアウトしたと考えるものの、過去約30年間続いた低インフレ、低金利環境に戻る可能性は低いと考えられます。短期的には、エネルギー価格や住居費の上昇、長期的には、リショアリング(生産活動の自国への回帰)、団塊世代の退職による労働力不足、グリーン・エネルギー化の動き等がインフレ圧力となると想定されるためです。
世界の株式市場全体のバリュエーション(株価水準)は、PER(株価収益率)などの株価指標から見て、長期での過去平均に回帰しつつあり、割安感がみられないことから、より個別銘柄選択の重要性が高まると考えています。
また、年初来の世界的なAIブームを受け、世界の株式市場において米国の大型テクノロジー企業に投資家の資金が流れた結果、1999年~2000年のITバブル期並みに市場の時価総額が大型企業に集中している点にも留意が必要と考えています。
このようにマクロ経済動向の不透明感、市場偏重リスク等を背景に、今後もボラティリティが高い展開が想定される環境下においては、ボトムアップで個別銘柄選定を行う当ファンドにとって、魅力的な投資機会を見つける好機であると考えています。
当ファンドでは引き続き、「成長」、「配当」、「割安」の3つの観点に着目し、世界のベストと考える企業に厳選投資を行います。足元では、世界経済のソフト・ランディングへの市場期待からシクリカル(景気敏感)銘柄、グロース銘柄に注目が高まる中で、投資を控えられ割安感が高まったディフェンシブ(景気動向に業績が左右されにくい)銘柄に着目しています。
具体的には、昨年来の利上げ、個人貯蓄の減少等が時間差で景気に影響を与えるリスクがある環境下でも、堅調な業績を見込める優良な日用品、医薬品関連企業等です。テクノロジー企業では、AI(人工知能)活用拡大の恩恵を受けるソフトウェア、半導体関連企業等に着目しています。
上記は2023年9月末時点における運用チームの見解を示したものであり、将来予告なく変更されることがあります。
当ファンドはインベスコが運用を行います。インベスコは、インベスコ・リミテッド並びにインベスコ・リミテッド子会社および関連会社からなる企業グループで、グローバルな運用力を提供している独立系資産運用会社です。
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