インベスコの視点

2023年 資本市場の長期の前提(期待リターン、リスク)第2四半期アップデート

2023 Long-Term Capital Market Assumptions Q2
  • インベスコ・インベストメント・ソリューション(IIS)では、資本市場の長期の期待リスク/リターンの前提(CMA, Capital Market Assumptions)を世界の170以上の資産クラスを対象に開発し、四半期ごとにアップデートを行っております。
  • IISでは、景気後退が経済、市場、ポートフォリオに与える潜在的な悪影響を認識していますが、景気後退のリスクは、ポートフォリオが長期的にさらされる多くのリスクの一つに過ぎないという考えのもと、複数の景気循環を通して投資を行うことを目指しています。IISの想定投資期間では、多くの場合、キャッシュはその解決策にはなりません。
  • IISは決して景気後退を予想しているわけではありませんが、信頼できる市場参加者が景気後退への現実的な可能性を示唆していることから、当レポートでは景気後退が資本市場の長期の期待リターンの推計(Capital Market Assumption、CMA)に与える影響について説明したいと思います。ビルディング・ブロック・アプローチを用いたフレームワークを活用することで、マイナス成長ショックがもたらす意味合いを、将来を見据えたレンズにより分析することが可能となります。
  • グローバル60/40ベンチマークと比較して、IISの戦略的ポートフォリオ(5-10年)は、株式に対して債券を若干オーバーウエイトしています。全体として、当四半期のポートフォリオは、資産クラスついては大きな入れ替えはありませんでした。

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